卒部

 6年生の皆さん、保護者の皆さん、卒部おめでとうございます!
おそらく総会に欠席するのは初めてと思います。
都合により欠席となり、申し訳ありません。
7人がどんな思い出発表するのか楽しみではあり、直接声をかけてあげたかったのですが・・・

 この年代との最後の関わりは、3月10日のコスモ杯でした。
気持ちよく試合して送り出したいと思っていましたが、試合中に試練を与えたことで感情的になった場面もあり、警告や退場がでる試合もありました。
 試合の間のミーティングでも言い合いになったりと、楽しい1日にならなかったかもしれませんが、ある意味この年代らしい日だった気もしています。

 一昔前であれば、力でねじ伏せるようなやり方もあったかもしれません。
自分自身が歳を重ねたからかもしれませんが、最近はストレートにぶつかってくる子の相手も楽しんでいる感覚です。

 この試合に限らず、わざと組合せを崩すといったことを以前からやっていました。
その状況に対応できる選手は少なく、パフォーマンスが極端に落ちたり、感情的になる選手が多くいたのも事実です。
観戦者からは理解を得にくいものかもしれません。

 ただ、いつもと違う、または不利な状況から自分たちでどう立て直すか?
感情の起伏に左右されず、安定したパフォーマンスを出せる選手になってほしい。
そんな思いもあります。

あの試合、逆転されながらも同点に追いつき、再逆転するとも思っていましたが、同点でPK負け。

 賛否両論あると思いますが、一部の試合は除き、勝敗は二の次でメンバー全員が試合を通じて何か成長する場を提供するのが役割と思っています。
特定の選手や特定の学年ではなく、参加した部員が何か得て次につながるように。

 今年のチームも大会によっては、6年生と「今日は勝負にこだわる?」と投げかけ試合に臨むこともありました。
子供たちの思いと指導者の思いが一致していない時もあったかと思いますが。

 自分の時代とは違い、特別な費用を払わなくても、毎週のように試合があり、芝の上でサッカーができる。
試合に出たことがないという部員はおらず、みんな権利があり、チャンスが与えられる。
そんな環境が当たり前ではないことは、感じてもらえたらと思います。

 毎年6年生には、「中学はどうする?」と聞きますが、今年の6年生は「サッカーしない」って部員が特に多い気がします。
指導者としては、やってきたことが否定されている感覚もあり、寂しい気もしますが、サッカー以外のスポーツでもスポーツ以外でも何か打ち込めるものがあり、懸命に取り組んでくれたら幸いです。

情報があふれ、否定は悪、肯定が善とされる昨今、何が正で何が虚なのか、分かりにくくなっている気がします。
自分で判断し、行動し、失敗し、起き上がり、人生を全うするまで成長し続ける。
その大小は人それぞれとは思いますが、取り組みはみんな同じと思います。
大谷翔平も私も?!(^^;

乾杯♪
いま君は人生の大きな、大きな、舞台に立ち♪
はるか長い道のりを歩き始めた、君に、幸せ、あれー♪

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